どうして家を売るのですか?
あなたは家を売ることによって、何を得たいのでしょうか?
- 富と生活の糧
- 家の管理、税金の支払いからの解放
- 負債の返済
- 地域の活性化への貢献
あなたの答えは、この中にあるでしょうか?
他にもあるかもしれません。
すべて列挙してみてください。
同じようなものは整理して、優先順位をつけてください。
紙の上に「売却の理由」と書いて、優先順位の上位3つを書いてください。
本当に家を売るべきですか?
売らずに賃貸するという選択肢もあります。例えば「売却の理由」が、「1. 富と生活の糧」であった場合は、売却すれば、短期間で大きな金額が手に入るのに対して、賃貸では、金額は少なくなりますが、長期的に継続的に収入が入ります。子孫の代にもわたって収入を確保できます。遺産相続においても、現金に換えてしまうよりも有利になります。
すぐに現金化する必要がないのであれば、よく比較検討することをお勧めします。
どのように売りたいですか?
できるだけ高く売りたい、早く売りたいなどの条件や希望を整理してください。
- できるだけ高く又は残債以上で売りたい
- できるだけ早く又は期日までに売りたい
- 大切に、有効に使ってくれる人に売りたい
人により異なるし、他にもあるかもしれません。それぞれの立場で列挙して整理してみてください。
次に上記の3つの条件のうち2つについて、実現のための一例を示します。
できるだけ高く又は残債以上で売りたい
このためには販売戦略を立てて、付加価値を付ける必要があります。大きくは以下の手順になります。
- 売却する家の立地や特徴を分析
- その家の立地や特徴に魅力や価値を感じる顧客(ターゲット)の明確化
- ターゲットにアプローチするためのコンセプトや販売戦略を立案
- 販売戦略に基づいてブランドの具体化やリフォーム等を実施
- 不動産ポータルサイト、SNS、地域の不動産会社等を通じてあらゆる手段でターゲットにアプローチ
手間はかかりますが、しっかりと検討することによって、そのまま売ったり、とりあえず綺麗にリフォームするだけの場合と比べて、大きな付加価値を付けることができます。
できるだけ早く又は期日までに売りたい
この場合は価格を下げるのが一般的です。そして、最も早いのは、不動産会社に買い取ってもらうことです。
その場合は、最も安くなってしまいます。
しかし、売主様の立場で創意を尽くせば、出来ることは色々あると考えています。
次に、一例を示します。
- 売却する家を不動産業者が買取
- 不動産業者がリフォームを実施して売却
- 得られた利益の半額を売主に還元
これにより、少ないですが最初に早く現金を得ることが出来るとともに、時期的には遅くなりますが、さらに現金を受け取ることが可能になります。