どうして家を貸すのですか?

あなたは家を貸すことによって、何を得たいのでしょうか?

  1. 富と生活の糧
  2. 先祖代々の遺産の維持
  3. 相続対策
  4. 地域の活性化への貢献

あなたの答えは、この中にあるでしょうか?
他にもあるかもしれません。
すべて列挙してみてください。
同じようなものは整理して、優先順位をつけてください。
紙の上に「賃貸の理由」と書いて、優先順位の上位3つを書いてください。

貸し方の検討

「賃貸の理由」によって貸方も創意工夫を加えていくことができます。例えば、「1. 富と生活の糧」が理由であったならば、出来るだけ高く貸せるように、「売りたい人へ」のページの「出来るだけ高く又は残債以上で売りたい」の手順を応用できます。すなわち次のようになります。

  1. 賃貸する家の立地や特徴を分析
  2. その家の立地や特徴に魅力や価値を感じる顧客(ターゲット)の明確化
  3. ターゲットにアプローチするためのコンセプトや賃貸戦略を立案
  4. 賃貸戦略に基づいてブランドの具体化やリフォーム等を実施
  5. 不動産ポータルサイト、SNS、地域の不動産会社等を通じてあらゆる手段でターゲットにアプローチ

これは一例です。「賃貸の理由」に合わせて、様々な創意工夫が出来ると思います。

「空き家」の家主様にも検討してもらいたい

放置された「空き家」が増えて問題になっていますが、家主様には、売却とともに賃貸も選択肢として検討していただきたいと思います。賃貸することにより、固定資産税が軽減され、さらに、相続税も軽減されます。

家主様が高齢で空き家を持っている場合は、相続してから売却を考えることが多いです。しかし、そのような場合も賃貸することによって、空き家を有効活用できるとともに、相続税を軽減することができます。

「賃貸していると売り難くなるのでは?」と思われるかもしれませんが、定期借家と組み合わせることにより、賃貸から売却の流れをスムーズに進めることができます。その他の創意工夫も併せて、さらに有利な仕組みを検討することができます。